練習・試合のポイント

練習のポイント

1. 雪球の作り方

(1) いい雪球を作るための雪

雪質によって、雪球のできばえはまったく違ってきます。
いい雪球を作るには、適度な湿り気のある雪が最適です。積もったばかりの雪など、湿り気がない場合は、少量の水をかけるか、ヒーターで雪を温めると、いい雪球になります。

(2) 雪球製造器を設置する

雪球製造器は、木材やブロックなどの台の上に設置しましょう。
雪球製造器にあるすき間から、余分な雪が落ちることで、きれいな丸い雪球を作ることができます。

(3) 雪を盛る

雪球製造器に雪を盛っていきます。
雪球製造器に入れる雪の量は、雪球製造器の下の台の上縁の高さに合わせると適量になります。
スコップでたたいたり、足で踏んだりしてて固めたり、削ったりして調節しましょう。

(4) 雪球製造器をプレスする

雪球製造器の上蓋をし、上蓋の上から、足に体重をかけて雪球を固めていきます。足の位置をずらしながら、雪球製造器をまんべんなくプレスしてください。
余分な雪がなくなり、雪球製造器の上蓋と下の台がぶつかる音がすればOKです。

(5) 仕上げ

雪球製造器のカップから雪球を取り出します。
雪球を回すように、つまみあげるときれいに取ることができます。
取り上げた雪球を、再度、手で握り固めると、より割れにくいしっかりとした雪球に仕上がります。
雪球が仕上がったら、ケースに並べ雪球の準備は完了です。

2. 練習方法

キャッチボールをしてみよう

コートにはシェルターがあるので、速い球を投げるだけでは相手にあてることは出来ません。
そこで有効になるのが山なりのボール(ロブショット)です。まっすぐ投げるボールとロブショット両方投げて練習してみましょう。
まずは、シェルター(練習ではダンボールなどを使ってもOK)を挟んで、キャッチボールをしてみましょう。慣れてきたら、隠れながら、投げたり、相手のボールをよける練習をして、実際のスポーツ雪合戦®の動きを体感してみてください。

試合のポイント

1. 選手の役割

スポーツ雪合戦®は1チーム7名で戦います。選手はフォワードが4人とバックスが3人と決められており、それぞれに役割があります。

・フォワード・・・
主に攻撃が役割です。自陣のバックラインよりも前でプレーしなければなりません。雪球はバックラインより後方にあるため、自分で雪球を補給できません。
・バックス・・・
後方でフォワードをフォローしたり、侵入してきた相手選手を攻撃する役割を持ちます。バックスがフォワードに雪球を供給しなければならないので、フォワードとの連携が重要になります。
供給が終われば、攻撃に参加します。

2. 勝利のポイント

  • ・相手コートに近いシェルターを確保した方が相手を狙いやすくまた、相手の侵入を迎撃しやすいので、攻守に有利になります。
  • ・攻撃ではロブショットも使ってシェルターに隠れた選手を狙います。チームで協力して、一人の選手を多数の方向から狙う攻撃も有効です。
  • ・最も重要なポイントは、実はアウトにならないことです。攻撃は大事ですが、アウトになってしまえば、攻撃することができません。「当てるより当たるな」です。

3. 戦術

戦術のポイントはずばり、センターシェルターを取るか、相手に取らせるかにあります。
センターシェルターとはコート中央にある最大のシェルターです。このシェルターを取るか、何人で取るかで、そのチームの戦術が決まります。

センター1トップ ~バランス重視・基本的なスタイル~
センター1トップ フォーメーション

もっとも一般的なフォーメーションです。1トップからの多彩な攻撃を仕掛けられます。
相手のチームもセンターシェルターを取ろうとした場合には、相手の動きを見極め、牽制をしたりと、駆け引きが必要になります。

センタートップなし ~守備重視・迎撃型~
センタートップなし フォーメーション

センターシェルターは取らずに、自陣に構えます。相手の動きを見て、立ち上がりにアウトになることを回避します。
展開が有利になれば、センターシェルターを狙っていきます。

センター2トップ ~最も攻撃的なスタイル~
センター2トップ フォーメーション

センターシェルターをフォワード2人で狙っていきます。
攻撃的スタイルで、序盤からアウトになる可能性も高いです。ハイリスク・ハイリターンな戦法で、相手を圧倒できることもありますが、アウトの応酬となったり、動きの多い激しい展開となることが多いです。

次のページでは、チームに参加する方法をお教えします。

チームへの参加方法